2021年、今年もありがとうございました。一年、どのような年だったかといえば、「よく勉強した年」でした。
- コロナになってウェビナーが増えましたので、東京多摩地区から、都内にいかなくても様々な情報が得られるようになりました。
- 毎月行ってきた「まちだつウェビナー」の準備も、時に悪戦苦闘でした。笑 やはり、自分の考えを棚卸しするというのは、自分との闘いですね。
- Elementorを極めると決め、社内勉強会を重ねてきました。
- オンライン工場見学イベントを手弁当で実施しました。
勉強していくと不思議なもので、「トラブル相談」も今年は非常に多くありました。Webサイトに関する不具合の相談です。未知の相談も「勉強の機会」と時間をつぎ込んで経験値を高めました。
しかし同時に、「何のために仕事をしているのか」を深く考えさせられた年でした。飲食店や観光業が大変な中、ITはもりあがっています。ITは、人々を幸せにするはずの技術で、他業界と連携して何かが生まれるものですが「IT業界だけが」DXだ、DXだと言っても、なんだか違和感がありました。
そして、これまで以上にITに詳しくない方々が、ITに興味を持ち始めると、IT関連を提供する私達としては、より強く「モラル」「倫理観」を求められていると感じるようになりました。
私達の仕事の多くは、目に見えません。Webコンサルティングもそうですが、Web制作も、「見える成果物が全て」ではありません。これは、製品開発において、結果として出来上がるのは「製品」ですが、そこにはプロダクトデザインやメカ設計、加工技術という、「目に見えない仕事の繋がり」があります。
ものづくりと違うのは、Web制作の場合、「ちょっと手を抜いても」後工程に響かないことが多くあります。簡単な例では、画像を挿入するときには、「画像を軽量化して、画像の代替テキストを入れる」のですが、その手順を行わなくても、お客様は気づきません。
そういう細かいことは、「検索対策の結果」などに現れます。SEO対策を仕事として請けていなければ「やらなくていい」のでしょうか?
この「お客様に見えない仕事」をどこまでやるのか。今年1年、一番のテーマは、そこにあったと思います。それで私は、「ベストをつくす」ことを決めました。そして、ベストを要求されるお客様と仕事を共にしたいと思います。
私達は、道具屋です。パフォーマンスをあげ、経営に貢献する道具を生み出すためには、技術の深い知識と、それを文脈に合わせて応用する目的意識、「手を抜かずに」実行することが求められます。
インターネットという、人と人とをつなぐ道具の可能性を信じ「ベストを尽くす」そのように仕事をすると、決めた2021年でした。そして、「ベストを尽くす」と仕事をするエンジニアの方々が、やりがいをもって技術を探求できる環境作りとあわせて、「技術フォーカス」でいきます。
来年もよろしくお願いいたします。
代表取締役 小野