メタバースで農業しよう!と「Spatial(スペイシャル)」にて 9 月からスタートした『メタアグリイベント』が 10 月 7 日に収穫を迎えた。
広大なメタバース水田に 3D の苗を植え、“育てる作業”を半月かけて行う。新潟県新発田市(しばたし)の農家と Web 活用経営株式会社の企画により参加申込 23 名による共同作業だ。皆それぞれ仕事を持ちながらその合間にログインし、苗を並べていく。
誰でも作業できるよう仮想空間を開放していたが、そこに心無い“荒らし”集団がやってきて不要アイテムに埋め尽くされ、その除去作業に手間取ったり、苗を置きすぎてデータ読み込みが重くなりメンバーがログインできなくなるなど、デジタルでもそれなりの苦労を体験。田植えなど縁のなかった人たちが自宅や職場で農家さんに改めて敬意を感じた。同時に、未知で認知度も低いメタバースでのイベントに対しても、新たな問題のあぶり出しや工夫を凝らす体験を、共有することができたという。
最終日には並べた苗を稲穂データに置き換える作業を一斉に行い、富士山の田んぼアートを完成させ達成感を共有。最後は水遊びや花火大会まで行い、夏の想い出と農業をメタバースで体験。この最終日には、参加できなくなった父親の代わりに小 2 のお子さんが作業を楽しんだという後日談も。
今後は、山頂に集合した記念写真が後日 NFT になり、主催の農家から実際に新潟県産コシヒカリも届くというまさに現実と仮想の融合プロジェクトが行われた。
「メタバースを活用する上で、やはり大切だと思ったのはリアルとバーチャルの掛け合わせと参加メンバーとの交流。それが新たなビジネスアイディアとなり共感する仲間から共創へと展開されて行く。今後の展開が楽しみな素敵なイベントになりました!」と、主催者である小川氏は語る。
このイベントが実際に農業や地方の良さに触れる地方活性化の一端を担うだけでなく、都市部と地方との関係人口に繋がることを確信した主催者らは、WEB3 政策にも繋げていきたいと、メタ田植えを来年も実施することを決定。更なるメタバース交流イベントを企画していく。
イベント告知ページ
https://www.facebook.com/events/3012572215701970/
田植えメタバース(『Spatial』メタバースです。パソコンからご覧いただけます)
https://spatial.io/s/Metaverse-Rice-Farm-1-6327fb4e06aa3900016beb7f?share=965696676952635912
追加取材/インタビュー:対応可
メタバース内、田んぼにログインしアバター同士で会話するなど
※ZOOM ではなく我々はこの形式で会議などおこなっています
このプレスリリースは、Sachiさんに書いていただきました。ありがとうございます。
おおいわさちこさん
https://twitter.com/JOINTSCLUB/status/1578592609555320832