アバカには可能性がたくさんあるので、ビジネスに活かされることに対して何も疑問はありません。ビコールはフィリピンでアバカの生産量が最も多いので、アバカ企業が多くあります。アバカは人々が家やその近くで事業を始めることを手助けし、地元だけでなく国際的にも役に立っています。
アルベイアグロ産業開発会社(ALINDECO)は世界に通用するビコールにあるアバカ企業の優れた例です。ALINDECOはアバカをパルプに加工しています。アバカパルプは主に特殊な紙に使われます。また食品に使っても安全な紙としても使用され、ハラル認証を受けています。
フィリピン繊維産業開発局(PhilFida)によると2015年現在、ALINDECO以外にも、ビコールには38つのアバカ企業があります。これらの企業は、バッグ、帽子、家具、バスケット、シュシュ、ノベルティ雑貨やロープなどのアバカ製品を生産しています。 シナメイのようなアバカ繊維は、ファッション雑貨や家の装飾品にも使用されています。パルプは世界からの需要が高い唯一のアバカ製品ではありません。バッグのような工芸品は日本人から人気があります。日本では自然繊維からできている物に対して評価が高いので、アバカで作られたバッグは好まれているようです。また、日本円紙幣は30%アバカからできています。
これまでアバカはビコールにあるこれらの企業をどのように繁栄させて来たのでしょうか?前にも記述したように、ビコールにいる時はアバカと共に過ごすことができます。アバカはこの地域のこの土地で収穫されているからです。原材料を遠くから輸入する必要がないので物流費は安価です。また同時にこれらの企業は地元の住民たちに生活を与え、ビコールの外から労働力を募っています。
観光業はもちろん利益を得ています。ビコールには美しい場所、美味しい食べ物、そして多くの楽しいアクティビティがありますが、アバカ企業は旅行客がビコールの思い出を家に持ち帰れる物を提供しています。それは間違いなくビコールを感じることができる、ビコールで作られたノベルティ雑貨です。カタンドアネス島で尽力しているフィリピン農村開発プロジェクトは、アバカをリーズナブルな価格でより多く生産し、アバカが市場価格より低価格で購入されないようにしようとしています。アバカが衰退する可能性は極めて低く、徹底的に活気づけられていることが分かります。
カタンドアネス島の人々はアバカフェスティバルでアバカの美しさを宣伝しています。アバカの強さは、カタンドアネス人の粘り強い精神を表しています。これは人々がアバカによる小さなビジネスを始めるオープンな機会です。このカタンドアネス島のアバカフェスティバルは2015年度に制定された州の条例021条により5月の第4週目に開催されます。
フィリピンの特にビコールにあるアバカ企業の未来は明るい道が開けています。国際的にアバカの需要は高まってきています。これはビコールのアバカ企業にとって成長し、商品の種類を増やす好機かもしれません。工芸品により文化や観光業を宣伝すると同時に、他の企業はアバカを加工し、輸出することができます。ビコールは既にフィリピンの中でアバカのホットスポットですが、国際的な巨大企業のA LINDECOはアバカ市場を結合するほどの十分な力がありません。ビコール内での健全な企業合同の競争はお互いを高め合います。地理などの私たち側にある大きな要因で、ビコールは世界中へのアバカ製品の主要な輸出地域になることができます。その時はビコールがトップになるということです。今アバカはその道のりを目指して評価をさらに高めています。
小さくても普通でも大きくても、アバカ企業は確かに機会を見つけて手にしてきました。アバカ企業は広告し、故郷の街に利益を与えながら地元になにか有益なものをもたらす機会を掴んだのです。これらの全ての機会はビコールにあるアバカ農家の産業が計画しています。シンプルでありながら多様であるアバカのようなもので失敗するのは難しいでしょう。