パキスタンでWeb開発・3D開発(ゲーム・メタバース)
優秀なIT人材や、Interneeと言われるレベルアップ中の若手人材に安価に発注など、ご相談ください。
一人ひとりの繋がりを大切にし、顔の見える範囲で仕事を依頼しています。
パキスタンの中でもPeshawar(パシュトゥーン人)出身の開発者を中心に仕事をしています。パシュトゥーン人は「パシュトゥンワリ」という行動規範を持っています。
・勇気と名誉・もてなしの精神・復讐・女性、財産、土地の保護・過ちの認識。パシュトゥンワリは、パシュトゥーン社会における平等の理念を体現しており、全ての男性が原則として平等であるとされています。
もてなしの文化
客人をもてなすことは非常に重視されており、パシュトゥンワリの中心的な価値観の一つとなっています。これらの特徴は、パシュトゥーン人の長い歴史と伝統に根ざしたものであり、アイデンティティと社会生活の基盤となっています。
パキスタンとIT人材
パキスタンのIT産業は急速に成長しており、優秀な人材に多く出会います。
パキスタンIT人材の強み
- 高度な技術力: パキスタンは毎年多くのIT・エンジニアリング卒業生を輩出しており、技術教育に力を入れています。
- コスト競争力: 質の高い人材を比較的低コストで採用できるため、コスト効率に優れています。
- 英語力: 西洋のビジネス慣行に精通し、英語が堪能な人材が多いです。
- 政府の支援: パキスタン政府はIT産業を重視しており、税制優遇や助成金などの支援策を実施しています。
- インフラ整備: 信頼性の高い接続性とデータサービスを提供するため、効率的な業務遂行が可能です。
パキスタンのIT産業について
1.市場規模
- 2024年のパキスタンのITサービス市場の規模は24.6億米ドルと予測されています。
- 2024年度(2023年7月-2024年6月)のIT輸出額は32億米ドルに達し、前年比24%増となりました。
2.市場セグメント
ITサービス市場は以下のセグメントに分かれています:
- ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)が最大のセグメントです。
- ソフトウェア開発やITサービス(データセンター、テクニカルサポート/コールセンター、通信サービスなど)が中心です。
- eコマース、フィンテック、ゲーム開発、クラウドコンピューティング、サイバーセキュリティなどの分野が成長しています。
3.従業員の平均年収
- IT業界の平均月給は84,300パキスタンルピー(約300米ドル)です。
- 情報技術職の推定平均月給は56,667パキスタンルピー(約200米ドル)です。
- パキスタン全体の平均月給は82,100パキスタンルピー(約293米ドル)なので、IT業界はやや高めの水準にあります。
その他の特徴
- パキスタンは世界第4位のフリーランス人材供給国となっています。
- IT企業の約60%が海外顧客向けにサービスを提供しています。
- 米国向け輸出が全体の54.5%を占め、最大の輸出先となっています。
パキスタンのIT産業は成長が続いており、特に輸出分野で好調です。政府も様々な優遇措置を設けて産業の発展を後押ししています。
業務内容(Web開発・Webシステム開発・3D開発)
3D開発
モデリング テクスチャリング アニメーション リギング ライティング リアルタイムレンダリング シミュレーション
ゲーム・メタバース開発
バーチャルワールド企画設計・アバターシステム・マルチプレイヤー機能・インタラクション・VR/AR対応・Roblox・Spatial.io
Web開発
フロントエンド: UI/UX設計。バックエンド: サーバーサイド構築。データベース管理: DB設計と管理。WordPress開発。レスポンシブ: デバイス最適化。SEO: 検索エンジン対策。
AI・システム開発
会計ソフトウェア。在庫管理/POS(販売時点情報管理)。研究機関向けMIS(管理情報システム)。学校管理システム。チャットボット開発。業務プロセスの自動化。AIアシスタント開発。
メンバー紹介
Jawad Khan
Game developer
Amin Rehman
3D designer
Adnan Fayaz
Project Manager
Muhammad Ehsan
Senior System Administrator
Qazi Awais Ur Rehman
Sr. Software Engineer
Abdul Moiz
Flutter Developer
Ata Ullah
Web Developer
Iqra Rahim
Web Developer
Maria Emaan
Director Operations
Tahir Zaman
Software Consultant
パシュトゥーン人の特徴
パシュトゥーン人(パターンとも呼ばれます)は、主にアフガニスタンとパキスタンに住む民族です。彼らは独自の言語であるパシュト語を話し、「パシュトゥンワリ」と呼ばれる伝統的な行動規範を大切にしています。約4900万人のパシュトゥーン人がおり、アフガニスタンでは最大の民族集団、パキスタンでも重要な少数民族となっています。
パシュトゥンワリ:名誉の規範
パシュトゥンワリは、パシュトゥーン人の文化的アイデンティティと社会的交流の基礎となる成文化されていない倫理規範です。この古くからの価値体系は、名誉(ナング)、もてなし(メルマスティア)、復讐(バダル)を中心的な原則としています。この規範は、パシュトゥーン人に自分たちの土地を守り、避難を求める人々に庇護を与え、個人や部族の名誉をどんな犠牲を払っても守ることを求めています。
パシュトゥンワリの主な要素には以下のようなものがあります:
- ナムス:女性の名誉を守ること
- ナナワタイ:敵対者であっても庇護を与えること
- ジルガ:長老会議による紛争解決
- ガイラット:自尊心と尊厳を保つこと
- サバット:家族、友人、部族への忠誠
パシュトゥンワリは、パシュトゥーン人が中央集権的な支配に抵抗し、文化的アイデンティティを維持するのに役立ってきました。しかし、時には現代の国家法やイスラム教の原則と衝突することもあります。名誉と復讐を重視するこの規範は、長期にわたる争いを引き起こしたり、パシュトゥーン人が多数を占める地域でより広範な法制度を実施する際に課題となることがあります。
パシュトゥーン人の部族構造
パシュトゥーン人の部族構造は、パシュトゥーン社会の基盤となる複雑で非階層的なシステムです。他の部族社会に見られるような厳格な分節構造とは異なり、パシュトゥーン人の部族はより流動的で適応力があります。部族システムはいくつかのレベルに分かれており、サルバニ、ベッタニ、ガルグシュト、カルラニという4つの主要な部族連合から始まります。
これらの連合の中で、パシュトゥーン社会はさらに次のように分かれています:
- 部族(カウム):大きな親族集団
- 氏族(ヘル):部族の下位区分
- 小氏族(ザイ):氏族のさらなる下位区分
- 拡大家族(カホル):最小の組織単位
この部族構造は、社会組織、政治的同盟、紛争解決の枠組みとして機能しています。長老会議であるジルガは、部族内および部族間の意思決定や紛争解決において重要な役割を果たしています。部族の結びつきは今でも重要ですが、都市化や近代化により、特に都市部や教育を受けたパシュトゥーン人の間では、伝統的な部族の力学に変化が見られます。
パシュト語と方言
パシュト語は東イラン語派の言語で、主にアフガニスタンとパキスタンで約4000万から6000万人が話しています。パシュト語には多くの方言がありますが、大きく分けて南部(軟音)と北部(硬音)の2つの主要な変種に分類できます。南部方言は古い特徴を残しており、古代の/sh/と/zh/の音を保持していますが、北部方言ではそれぞれ/kh/と/gh/の音に変化しています。
パシュト語の方言の主な特徴は以下の通りです:
- 地域標準語:中央、南部(カンダハリ)、北部(ユスフザイ)パシュト語
- カルラニ方言:語彙が多様で、母音の発音パターンに特徴がある
- 音韻の変化:ښ や ږ などの重要な音素の発音の違い
- 他の言語からの影響:ダリー語、アラビア語、インドの言語からの多くの借用語
- 文字体系:ペルソ・アラビア文字を基にした44文字(7つの母音と32の子音)
方言の違いはありますが、パシュト語は豊かな文学の伝統を持っており、特に詩はパシュトゥーン文化で重要な役割を果たしています。この言語の複雑な歴史と多様な方言は、パシュトゥーン人の動的な性質と近隣の文化との交流を反映しています。
IT企業と国というボーダーについて
IT企業と国境について考えてみました。時代とともに変化してきましたが、現在でも複雑な影響があります。
- 法規制とコンプライアンス
各国には異なる法律や規制が存在します。データの扱い方、プライバシー保護、知的財産権などにおいて、国ごとにルールが異なります。例えば、EUのGDPR、日本の個人情報保護法、アメリカの州ごとのプライバシー法など、IT業界ではデータの取り扱いが国境によって大きく制限されることがあります。国を越えてサービスを提供する場合、これらの法的な制約を順守しながら、ビジネスを展開する必要があります。 - 税制とコスト
国境があることで、税制や輸送コスト、労働コストなどが変わってきます。国際的なアウトソーシングや取引を行う際には、二重課税や関税など、国境を越えるビジネスには独特のコストが発生します。一方で、労働コストが安い国にIT作業を委託することで、ビジネスの効率化が図れる面もあります。これらのコスト構造の違いを理解し、適切に管理することが重要です。 - 文化とコミュニケーション
ITは技術的には国境を越えやすいですが、文化的な要因や言語の壁が存在します。たとえオンラインで世界中とつながれても、文化的な背景や価値観の違いが、コミュニケーションのズレや誤解を生むことがあります。プロジェクトを進める際には、国境を越えたチームの間で、文化的理解や適切なコミュニケーション方法が重要です。多様性を尊重しながら、共通の目標に向かって協力する姿勢が求められます。 - 市場と競争
国境があることで、各国の市場や競争環境が異なります。例えば、インドやパキスタンはITアウトソーシングにおいて強いプレゼンスを持っていますが、日本市場は中小企業が多く、デジタル化の進展が他国よりも遅れている部分もあります。したがって、各国のニーズや競争状況に合わせたアプローチが必要です。市場調査や現地パートナーとの協力が、成功の鍵となることがあります。 - 技術の普及とアクセス インターネットが普及したことで、技術的には国境が薄れ、どこからでもリモートで仕事ができるようになっています。特にクラウド技術の発展により、データやアプリケーションにどこからでもアクセスできるため、物理的な国境の意味は薄れています。ただし、インフラが整っていない地域やインターネットの規制が厳しい国では、アクセスに限界がある場合もあります。これらの技術格差を考慮したサービス展開が必要になることがあります。
- 労働市場の分断と機会の格差
国境が存在することで、労働市場は分断されることもあります。国際的なアウトソーシングやリモートワークが増えても、国ごとの経済状況や賃金格差が影響を与え続けます。例えば、日本国内の人材が高コストであるため、安価な労働力を持つ国に業務をアウトソースすることで、コスト削減が可能になります。ただし、これにより国内の雇用機会が減少するリスクも存在します。結果として、国境は労働市場における機会の格差を生み出し、どの業務をどの地域に割り振るべきかを慎重に考える必要が出てきます。 - イノベーションと競争力の向上
国境を超えた協働によって、さまざまな文化や背景を持つ人々と仕事ができるため、イノベーションが促進される可能性があります。異なる視点を持つ人々が協力することで、新しいアイデアや技術が生まれ、より強力な競争力を持つビジネスを構築できるでしょう。多様性を活かしたイノベーション戦略が、グローバル市場での成功につながることがあります。 - 社会的・政治的要因
政治的な状況や国際関係がIT業界にも影響を及ぼすことがあります。国同士の関係が悪化した場合、特定の国との取引が制限されたり、サービスが停止されるリスクもあります。ITはグローバルに展開できる一方で、国境が持つ政治的な制約にも注意が必要です。地政学的リスクを常に監視し、必要に応じて事業戦略を調整することが重要です。
IT業界における国境の意味は、多層的かつ動的です。技術的には国境は薄れつつありますが、法規制や文化、労働市場、社会的要因といった側面では、国境が依然として重要な役割を果たしています。これからのIT企業は、これらの要因をうまく活用し、各国の特性を最大限に生かしながら、新しい形のグローバルビジネスを作り上げていく必要があるでしょう。国境を超えた協力と理解を深めつつ、地域ごとの特性を尊重するバランスが、今後のIT業界の発展に不可欠となっていくと考えられます。