ChatGPT Web検索機能:AI検索エンジン
目次
ChatGPTのWeb検索とは?
ChatGPTにリアルタイムのウェブ検索機能を統合した機能です。ChatGPTはモデルによって学習している知識の「期限」があります。つまり、最新情報は持っていません。そのため、最新情報を検索するためには「Perplexity」などのAI検索が利用されていました。
ChatGPTには、これまでもWebブラウジングの機能があり、ChatGPTに「Webを探してきて」などと言うとWebブラウジングを行う機能はありました。「ChatGPTのWeb検索」は、Web検索に特化した機能です。
ChatGPT Web検索の使い方
ChatGPTを開くと地球儀のようなアイコンがあります。それをクリックして、質問を入力します。
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Perplexityに質問したことと、同じことを質問してみました。 人間が自然に考えるような、さまざまな条件指定をする質問に、Google検索は弱いですよね。
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地図がでてきて、歯医者の一覧が表示されました。
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回答の下に「情報源」というのが表示され、クリックすると、情報源が表示されます。これまでは、情報源にあるようなWebサイトを1つ1つ見に行っていた、というのがGoogle検索の世界ですね。
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チャート、動画・画像、リスト形式、地図など、Googleのリッチリザルト (検索結果に表示されるテキスト以外の情報)のように、複数のフォーマットがでてきます。「天気」を聞いてみると・・・きちんと「今日」がいつなのかを認識しています。
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ファクトチェック エージェントとの併用
「新しいiPhone」のレビューをまとめてもらいました。わたしにはこのレビューの信憑性を判断する知識がありませんので、このような場合、Autopilotエージェントでファクトチェックをしてみましょう。
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これはGoogle検索でもそうですが、ファクトチェックをしないといけないシーンでは、Autopilotエージェントが便利です。内容をコピペして、貼り付けて、ファクトチェックにかけます。
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ファクトチェックの結果がでてきました。価格については、元の情報を参照する必要がありそうですね。
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Google Chrome エクステンションから利用する
このように使えるChatGPTのWeb検索ですが、Google Chromeのアドオンが登場しました。ChatGPT searchより、Chromeのエクステンションとして追加できます。
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と思ったら、Perplexityにもブラウザ拡張機能としてアドオンが提供されていました。
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エクステンションを入れておくと、ブラウザのアドレスバーで検索したときに、特定のツールを使うことができます。
ということで、ChatGPTのWeb検索機能についてまとめると:
ChatGPTのWeb検索機能でできること
- リアルタイムのウェブ情報にアクセスが可能に
- 自然な会話形式での情報検索
- 最新ニュースや天気、株価など、リアルタイム情報の提供
- 視覚的な情報(グラフ、チャートなど)の表示
ChatGPTのWeb検索機能の特徴
- 対話形式で情報検索
ユーザーは複雑な検索クエリを考える必要がありません。自然な会話の中で質問するだけで、ChatGPTが適切な情報を見つけ出します。 - 情報源の透明性
回答には必ず参照元のリンクが付与され、「情報源」ボタンで参照サイトをサイドバーで確認できます。また、信頼性の高い情報源からの情報提供を重視しています。 - インタラクティブな対話
文脈を理解したフォローアップの質問ができます。そのため、より深い議論や詳細な情報収集ができます
Perplexity AIとの使い分け
今回、ChatGPTのWeb検索機能を使ってみて、「Perplexity AIやGenSparkと比較した良さ」は、「検索結果と対話できる」かなと思います。AI検索使っても、回答結果に「つっこみ」を入れたり、「そうじゃなくて、こういうのない?」というように、対話で質問をしたいときありますよね。そういうときに、便利そうです。
Perplexityでは、回答に対する追加質問はできますが、あくまでも最初のトピックの中での対話になります。
ChatGPT Web検索はそのあたり、「回答結果に対する対話の幅広さ」という点で、ChatGPTらしい感じがするかなと思います。
ただ、まだ現在は(2024年11月)、画面のインタフェースでは、Perplexityの方がいいかなという感じがしますね。画像、動画、など複数のメディアを同時に表示してくれるため、関心のつつき方が、Perplexityの方が勝っている気がします。