こんにちは、小野です。

中小製造業の社長さん達と話していると、
他の業界と比較して、従業員に対して共通の傾向があることに気づきます。

それは、「社員の将来のことを考えることは、自分の責任だ」と考えられている方が多いのです。

これは、製造業が、
・モノという実態のあるものを作っている(手直しによる損失が大きい)
・一人では仕事ができない(長い工程があり、自社ですら長いサプライチェーンの一部である)
・特殊な技術が必要(すぐに習得できる技術では差別化が生まれない)

という業界だからだと思っています。

長い目でいろいろな物事を考え、熱心に人材育成し、親(または親分)のような社長が多いと感じます。

その人の未来にコミットする力というのは、
褒めればいいわけでもないですし、給与を高く払えばいいわけでもありません。

その人が、将来どうあるべきかを考え、話し合い、
そのために必要な能力を身に着けさせるために環境を整備し、時には厳しく叱ることも必要です。

私自身は、そういう人に指導された経験がありませんでしたが、
最近、英語を学ぶ中で、初めて、体験する機会に恵まれました。

毎日25分スカイプ英会話に取り組んでいますが、
トレーナーは、日本語の分からないフィリピンの先生達です。

毎回、時間と人を選んでレッスンを受けます。

最初のうちは、ランダムに選んでいましたが、
一人とても良いトレーナーに出会ってからこの一ヶ月は、ほとんどその先生にお世話になっています。

わたしがリピートしようと思ったのは、
まずわたしに指針を与え、厳しく叱ったからです。

「もっと長い文章を作りなさい。」
「何もしないでいるよりは、何か話しなさい。」
「言葉は生活の中で自分を表現する道具、あなたは英語を学んでいるのではない、自己表現の方法を学びなさい。」
「もっと自分を素直に話しなさい。」

から始まり、いつも深夜にレッスンを入れていたら、

「成功者はみな早起きだ。本当に英語をやりたいなら、朝にしなさい。」
「レッスン前には、あなたは何のために英語を学ぶのか考えなさい」

などなど。

それで早起きに変更し、毎回厳しく言われることを、
しかも英語なので、どこまで自分が理解できているか分からない中、
いろいろな工夫をしてみましたら、
この一ヶ月で驚くほど話せるようになりました。
(と言いましても、一般的には”話せない”部類に入る程度ですが、笑)

何度も、「もっと日常にフォーカスしなさい」と言われ、
その意味が良く分からず、
日常の行動を英語にして口に出す習慣を始めてみました。

そうしたら、わたしの毎日は、とても色鮮やかで豊かであることに気づいたのです。
今まで仕事以外のことは全て無意識に近かったのですが、
そこに意識を向けることでたくさんの事に気づきました。

書くことが無ければブログも意味がないように、
語学も、話すことが無ければ意味がない。

話すことというのは、気づく力であり、
それは、さまざまなことに意識的に、主体的に関与するという姿勢から
生まれるのだと、とても感じています。

そのトレーナーの方の姿勢はまさに、コーチです。

良い経営者、良い上司とは、こういうスタイルだろうと理解しました。
そのためには、まず自分がブレずに一貫した姿勢、一貫した価値観を持ち、
そこに基づき、相手に気づきを与えるような対話を繰り返す。

自分で実際に経験してみると、パワーの大きさに驚きます。

その方がよくおっしゃるのが、
「ポジティブな考えは、何かにフォーカスすることから生まれる」ということです。

その意味も、良く分かりませんでしたが、今とても理解できます。

今回は、わたしが「英語を学ぶ」ということにフォーカスしているため、
叱られても受け止めて工夫しようと思うことができます。

思えば、仕事でも一緒でしょう。

自分がこの技術を習得する、
自分がこのお客様に貢献する、
自分がこのビジネスを成功させる、

意識をフォーカスし「決める」から、ポジティブなエネルギーが生まれます。
そのポジティブなエネルギーは、次々と周りに良い変化を起こしていきます。

確かに、批判ばかりしている人というのは
何にもフォーカスしていないし、決めていない人だなというのは思い当たります。

フォーカスして、そしてそのモチベーションを保ち続けることで
周りに良い循環が生まれていく。

素晴らしい気付きをいただいたと思っています。
今週も、ポジティブに行きましょう。

写真: 相模原駅の紫陽花

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